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「GPS放射線モニタリング」プロジェクト
福島第一原子力発電所から西に20km離れた所に、町の3分の1が警戒区域に
3分の2が緊急時避難準備区域になっていた町があります。
緊急時避難準備区域は解除され、警戒区域は避難指示解除準備区域となった
福島県田村市都路町（旧都路村）です。
事故から1年が経過し、新たな春がやってきました。野良仕事が一斉に始まる季節です。
しかし、田畑の除染は始まっていないので、今年も耕作は出来ません。
今、出来る野良仕事は、田畑の草刈りと除染です。
「野良仕事をしながら放射線モニタリングも出来ないか？」との問合せがきたので、
プロジェクトを起ち上げました「GPS放射線モニタリング」です。
「野良仕事をしながら放射線モニタリングをする」ためには、
ログデータがパソコンで利用できる市販の次の機器を、
野良仕事中、一緒に身につけて持ち歩けば良いんです。
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GPSロガー「旅レコ」(GPSLOG)を使うことにしました。
データロガー付放射線測定器は、polimaster Ltd.の
個人線量計「PM1610」を使うことにしました。
「旅レコ」は、amazon.co.jpプライムで購入しました。
「PM1610」は、株式会社ラド・ソリューションズの菅井社長に相談したところ、
趣旨に賛同し、快く提供協力していただきました。
特別名勝「兼六園」放射線モニタリング結果
因縁の3月11日に、文化財指定庭園 特別名勝「兼六園」に行きました。
「PM1610」と「旅レコ」のデータ保存間隔を1分間に設定し、
「PM1610」の時刻を「旅レコ」の時刻に合わせました。
パソコンでデータを突き合わせるためには、時刻で突き合わせるからです。
放射線モニタリング結果は、
「特別名勝「兼六園」には、有意な放射線源となるものは一切ありません」
でした。すべてバックグランドです。
文部科学省の放射線モニタリング情報から
「0.05～0.06μSv/hr」近辺を期待していましたが、
「0.11μSv/hr」までしか下がりませんでした。
検出器の性能の差によるものと思われます。
それとも、私の取り扱いがまずかったのか・・・・・
No.146のデータ(赤丸)は、手修正した架空のデータです。
「PM1610」のデータと「旅レコ」のデータを、それぞれのデータシートに貼り付けます。
次に、「Google Earth」から地図を取り出し貼り付けて、順序・大きさ・位置を調整します。
最後に、グラフの大きさを調整するために、行の高さを調整すれば出来上がりです。
「I-O DATA 旅レコ レコーダー」の画面です。
Project File(*.itm)形式の「旅レコ」専用データファイルです。
「Personal Dose Tracker」の画面です。
残念ながらMySQLに保存するのを忘れました。
パソコンのセットアップ
「PM1610」のデータをパソコンに取り込んで利用するためには、「Personal Dose Tracker」というアプリケーションと
「PM1610」のドライバーをインストールしなければなりません。
詳細な手順は、たろうまる株式会社の「PM1610 取扱説明書」に記載されています。
しかし、この取扱説明書のとおり、「すべて｛Next｝ボタンで、次に進みます。」と
より高機能なデータベースの構成となり、セットアップが複雑で難しくなります。
ORACLE が、より高機能なデータベースを提供しようとして、
インストールプログラムを変更したものと思われます。
必要最小限の構成でインストールするためには、次の手順でセットアップして下さい。
「PM1610」付属CD-ROMのセットアップ
「Personal Dose Tracker」の英文取扱説明書です。インストール前にページをめくって、画面を確認しておくことをお勧めします。
「PM1610」と「Personal Dose Tracker」の使用レポートは、「みかげさん」の
「ガイガーカウンター Polimaster PM1610 レビュー」に記載されています。
平和を、仕事にする。
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